【社員インタビュー⑦】世界を舞台に、社会貢献に直結するような仕事をしてみたい

今回は2023年1月にアクプランタのR&Dグループに参画した鈴木洋弥(すずき・ひろみ)をご紹介します。偶然にも社長の金、R&Dグループリーダーの工藤と同様に、理化学研究所にて研究経験のある彼女。そんな彼女からアクプランタへの入社の決め手やアクプランタで実現したいキャリアなどについてインタビューしました!

プロフィール

首都大学東京(現・東京都立大学)都市教養学部都市教養学科理工学系生命科学コースに入学し、同大学にて博士号を取得するまで植物ホルモンが関わる植物の生理応答について研究した。その後フランス国立農学研究所にてポスドクとして種子の発芽に関する研究を行う。受給が確定していた日本のフェローシップがフランス側の問題で使えなくなるアクシデントに遭遇し日本に帰国。帰国後は理化学研究所にて特別研究員として一細胞からの植物ホルモン分析方法の確立などに挑んだ。

―――アクプランタの志望動機は何ですか?

アクプランタで一番惹かれたところは、国際的に活動している点です。アジアや欧米だけでなくアフリカへの展開も進めていることにとても興味を持ちました。

中学から高校にかけては、研究などに関する興味と、国際支援などに関する興味を同じくらい強く持っていました。どのような活動をしているか詳しく知りたくてアポイントもとらず単身JICAに乗り込んでいったこともあります(笑)。

大学入学の時に理系の研究への道を選んだのですが、国際的に活動したいという気持ちは変わらずずっと持ち続けていました。学部4年時に研究室を選ぶ際も、最終的には海外の研究室との共同研究が豊富な研究室を選び、その縁もあり博士号取得後はフランスにてポスドクとして研究に従事しました。

大学の研究室に入ってからこれまでの研究は本当に周りの方に恵まれていたと思います。そのため、転職活動を開始したころは、これまでとは違う分野でどのようなメンバーとどのような仕事をしていくのか不安もあり、アカデミアか企業か、研究職か一般職か、なども含めて色々と悩んでいました。その中で見つけたアクプランタは、金さんやR&Dグループリーダーの工藤さんが理研で研究されていたこと、また大学時代の恩師である小柴さんが働いているということでとても親近感を覚えました。そして、アクプランタならば、研究と国際支援という以前の夢をどちらも叶えられるかもしれないと思い、応募しました。

実は面接のときに金さんから「ウガンダ行く?」と聞かれたことがとても印象に残っています。その時は「是非行きたいです!」とお答えしました。国際支援という点で以前からアフリカの国に行ってみたいと思っていたからです。早く海外出張も任せていただけるように頑張りたいです。

―――入社して感じたアクプランタの魅力は何ですか?

入社前から変わらずに魅力と感じているのは研究を大切にしている会社であるところです。金さんの基礎研究が元になり、製品のSkeeponが出来たということがアクプランタの強みだと思います。個人的にも今まで基礎研究を主に行ってきたのですが、もう少し社会貢献に直結するような仕事もしてみたいと思っていたので、基礎研究も農地でのフィールドワークも行っているところに魅力を感じました。

入社してからは、スタートアップ企業ということもありメンバー全員が会社をより良くしようと使命を持って働いていると感じました。それぞれのメンバーのその姿はとても素敵だと思います。今までの職場では個人や研究室単位でより良い結果を出したいという雰囲気が強く、研究所として大きな目標に向かっている印象が薄かったため、アクプランタでの「会社のために」という雰囲気に刺激を受けました。

―――アクプランタで達成したい目標と、実現したい自身のキャリア像はありますか?

まずはR&Dグループとして研究開発を進めたいと思います。また一言で「理研で研究していた」と言っても金さんや工藤さんとは専門が異なるため、是非お二人から色々と学びたいと思っています。加えて、今は国内外の農業を始め、営業や経営、バックオフィス業務についても知らないことだらけなので、きちんと勉強して早く他のメンバーをサポートできるようになりたいです。

また冒頭でもお話しましたが、やはり海外進出にはとても興味があります。Skeeponを通じてより干ばつに悩まされている国の支援ができれば嬉しいです。

 

―――アクプランタを今後どのような組織にしていきたいですか?

今後ますます国際的な会社になると良いなと思っています。アクプランタはまだ少人数ながら日本語が母国語ではない方もすでに参加しています。特にジャマイカ出身のイアンさんは社内メンバー全員の英語力向上にとても意欲的で、積極的にジョークや面白い話をしてくれたり、時にはランチに誘ってくれたりと、メンバーみんなが楽しみながら英語を学べるように常に気を配ってくれます。私もそれに応えられるように積極的に学んでいきたいと思っています。

また、純粋に国内外でSkeeponのファンが増えることも願っています。そのために、検証実験や製品改良、新しい研究開発を進めるだけでなく、他方面でもお手伝いできることがあれば積極的にサポートしたいと思います。同時に、事業展開が進む一方で、社内でのコミュニケーションが減ってしまわないかという心配もあります。ただ、同じアクプランタという会社の下、同じビジョンを共有していると思うので、お互いにフォローしあえるようになれると良いと思います。一つの家族のような会社になれると素敵ですね。