【ウガンダ訪問その1】共同研究のパートナーと今後について話し合う
4月15日〜24日、東アフリカの内陸国・ウガンダ共和国に金CEOとメンバーが滞在しました。目的は、スキーポンをウガンダで売るための足がかりを作ること。10日ほどの日程で首都カンパラや西部、北部の農業地域を回り、首相・大統領官邸から市場、農家まで、いろいろな方々とお話をしてきました。その様子をお伝えします。
ウガンダは、人口の8割が農業に従事し、農作物の輸出国としても知られています。一方、気候変動で高温や干ばつが顕在化し、作物の収量に影響が出ているほか、人口増加を背景に周辺国での食糧需要も高まっています。
アクプランタでは以前から、駐日ウガンダ共和国大使館を通じて、現地でスキーポンを使った作物栽培の共同研究をしてきました。今回の現地入りは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の 「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に「ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業」(2026年3月契約終了)が採択されたのを受けたものです。
滞在2日目の16日は、共同研究のパートナー・国立農業研究機構(NARO)を訪問しました。2年前からNARO傘下の試験圃場で、トマトやブロッコリーなどの農作物にスキーポンを散布し、生育や収量の効果を検証してきました。
(写真上から時計回り)NAROでの会議の様子。NARO側はGeorge Lukwago・NARO計画監視評価ユニット長、Godfrey Asea・NARO関連組織・国立作物資源研究所(NaCCRI)所長、Idd Ramathani・NARO/NaCCRI研究員らが参加/ウガンダ各地にNAROの関連機関があります/NAROの建物内にある中庭/Lukwago・NARO計画監視評価ユニット長/お茶うけに出していただいたマトケ(蒸しバナナ)。温かくて上品な甘みを楽しみました
この日はアクプランタのメンバーやJICAコンサルタントのほか、ウガンダ側からは次の関係者が参加、共同研究の経緯や成果を報告、今後の連携について話し合いました。
Lukwago博士は「有意義な会議でした。土壌の肥沃度が下がっていく一方で、人口増加による食糧の需要が増しています。スキーポンのような製品で作物の成長を促進することができれば、農業生産や農家の収入の向上につながればと期待しています」と語りました。