【スキーポン実験@韓国】高原ハクサイ、
歩留まりアップ!
海外事業担当の中坂です。現在、アメリカやオーストラリアなど5カ国で約60の実証実験に関わっています。
今回は韓国からの成果報告です。
2023年5月から、韓国の江原道という高原地帯の農家と連携し、ハクサイにスキーポンを処理して生育状況を比べる実証実験に取り組みました。
夏のハクサイ栽培は、苗を植えた後に高温や長雨が続くと、育ちません。活着できたとしても高温が続くと枯れてしまいます。
しっかり育ってくれるハクサイを少しでも増やすため、定植前の苗に500倍に希釈したスキーポンで灌注処理を2回実施しました。
左:スキーポン処理したハクサイ、右:無処理区
スキーポンで処理したハクサイは、通常の栽培方法で育てたハクサイよりも、収穫する段階まで育つことができた割合が20%程度増えたと、農家から報告をいただきました。
韓国ではハクサイは、キムチに欠かせない野菜ですが、冷涼な高原での栽培すら気温の上昇で難しくなってきたという現状があります。
スキーポンを使うことで、栽培を続けることができるよう、普及を願っています。