【スキーポン実験@アメリカ】露地栽培メロンの収量&糖度アップ!
左:スキーポン施用区、右:対象区
海外事業担当の中坂です。現在、アメリカやオーストラリアなど5カ国で約60の実証実験に関わっています。
米カリフォルニア州で栽培している露地栽培のメロン圃場で、スキーポンで処理したメロンの実の重量が、通常の栽培方法で育てたメロンよりも糖度と収量が高まったという嬉しい報告を、現地から頂きました。
今年6月下旬から、同州の大規模農場「Woolf Farming」の圃場で実施。
植えた苗の根元に500倍に希釈したスキーポンを1回散布した区画と、散布していない区画で、収穫した個数、1玉当たりの重量とその規格、重量別の収量を比べました。
両圃場で収穫されたメロンの個数はほぼ同じでした。
ただ、重量で比べると、スキーポンを散布した圃場のメロンの1個当たりの重量は、そうでない圃場のメロンよりも15%重い結果となりました。
Brix値(糖度)も、スキーポンを散布した圃場のメロンの方が高いという結果が報告されました。
スキーポンで、植物の高温ストレスを軽減したことで、樹勢が伸びた結果、果実を太らせることができた。メロンの露地栽培は、日本ではあまり例がありませんが、海外の国では珍しくありません。
路地栽培のメロンでも、こうした明確な成果が出たことで、ほかの国でも、同様の成果が出るのではという期待を持っています。
いま、米国ではカリフォルニアやカンザス、ネブラスカなどで約50の実証実験が進んでおり、それぞれの報告が寄せられています。成果が出ましたら、またご紹介させていただきます。