【ウガンダ訪問その3】共同研究のパートナーと実証実験の計画を立てる

4月18日は、NARO関連組織・国立作物資源研究所(NaCCRI)へ。2023年の始めごろから、ここの試験圃場でスキーポンを使った作物栽培の共同研究を続けてきました。今年も試験を検討していて、そのための方法を具体化するのが目的です。

NaCCRIは広大な敷地に試験圃場が広がっています。

今回新たに取り組むスキーポンの実証試験の圃場も、その一角に用意されていました。予定通りいけば、5月末から試験が始まります=下写真。

ハウスでは、試験圃場に植えるトマトやキャベツなどの苗の栽培が始まっていました=下写真。

金CEOらと共同研究を続けてきたIdd Ramathani・NARO/NaCCRI研究員は、これまでの試験の結果についてこう語ります。

「濃度を変えたスキーポンをトマトとピーマンに処理しましたが、その結果に驚きました。特にトマトで目に見える変化が見られました。使い方は簡単ですし、毎日水をやる必要もありません。農家の労働と水の節約につながるので、気候変動対策としても有効だと思います。こうした効能を、農家に広められたらと考えています」

※今回のウガンダでの活動は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の  「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に「ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業」(2026年3月契約終了)が採択されたのを受けたものです。