【花】マーガレット試験@JAふじ伊豆

マーガレット(資料写真)
COOの中坂です。2月13日、JAふじ伊豆にお邪魔しました。目的は、同JAと実施した、管内マーガレット栽培でのスキーポン実証実験の結果のヒアリングです。
同JAでは、管内ハウス内で育てているマーガレットの生存率低迷で悩んでいらっしゃいました。7月に植え、1月に収穫するのですが、きちんと育つのはわずか3割。枯れた後は代わりのマーガレットの苗を植えていますが、農家の高齢化もすすみ、こうした作業が負担になっているという現状がありました。そこで、高温耐性を持つスキーポンを散布することで、生存率を高め、農家の方々の作業を軽減したいというJAからのご相談がありました。
2024年7月に初回の実証実験を行いました。定植前のマーガレットの苗にスキ-ポンを処理して植えた畝と、処理していない通常栽培の畝とで、暑さがひと段した10月下旬の生存率を比較しました。すると、スキーポン処理した畝のマーガレットのほうが、生育の状況がよい傾向が明らかになりました。2025年のシーズンでも引き続き試験を行い、生育状況や生存率を見ていくことに決まりました。
JAの担当者の方は「高温対策は、農家の高齢化という現状を踏まえても、不可欠な状況になっています」とお話しされており、スキーポンのような高温耐性の高い資材へのニーズがより高まっていることを実感しました。また、JAの担当者の方の、地域産業への使命感の強さを改めて感じるとともに、こうした課題にスキーポンが寄与することの必要性を改めて感じた次第です。