【佐賀・ミカン農家】スキーポンの実証実験へ

COOの中坂です。4月23日、佐賀市に出張してきました。市内で温州ミカンを栽培している大規模農業法人「石橋果樹園」が、ミカンにスキーポンを散布する実証実験にご協力くださることになり、その段取りについて打ち合わせすることが目的です。

石橋果樹園は、初代から数えて100年以上の歴史を持つ果樹園で、現在は10haほどの敷地で温州ミカンを栽培しています。約5年前から独自の販路を開拓し、現在は国内のスーパー向けに販売しているほか、海外でも香港・シンガポールなどへの輸出も手がけるなど、精力的に事業を展開されています。


一方、ここ数年最高気温が38℃を超える日があるなど、低地での栽培が難しくなってきているなか、昨シーズンには高温障害が起き、ミカンの生産量が激減。農園が始まって以来、最低の収量となってしまいました。高温下でもミカンの生産を続けたいと、このたびのスキーポンの実証実験にご協力いただけることとなりました。

 

今シーズンは、同農園の50aの圃場を3つの区画に分け、根の周辺や葉面にスキーポン試験を実施する予定です。5月ごろには、1回目の処理が行われる予定で進めています。

 

アクプランタでは、他にもカキやリンゴ、ブドウ、イチジクなど、果樹を対象にしたスキーポンの実証試験の事例が、今年から本格的に増えてきました。高温・乾燥に強い果樹の栽培にスキーポンがお役に立つよう、引き続き適用事例の拡大に力を入れたいと思っています。

高温・乾燥に課題感をお持ちの果樹農家さんは、ぜひ、お気軽にお問い合わせください!