【新潟・イチジク】今年、試験規模を拡大!

COOの中坂です。5月中旬、新潟市でイチジクを栽培している「農園Home」を訪問してきました。こちらでは今シーズンからスキーポンの試験が本格的に始まり、状況を確認することが目的です。

 

農園Homeでは、約1ヘクタールの圃場で約1,600本のイチジクを栽培しています。昨シーズン、一部の木にスキーポンを散布したところ、樹勢が良くなったと効果を実感していただき、今シーズンは試験区画をさらに拡大して取り組んでくださっています。

 

イチジクは根が浅く、水分管理が難しい作物である一方、温度や水量など外的ストレスにも敏感です。ストレスを受けると葉の数が減ったり、葉色が薄くなったり、果実のサイズが小さくなるといった形で、目に見える影響が出やすいという特徴があります。

さらに、新潟県は豪雪地帯という特性から、夏から秋にかけての栽培が中心となり、高温・乾燥へのリスク意識も高い地域です。こうした背景もあり、スキーポンによるストレス耐性の向上や品質改善への期待は大きく、今シーズンの試験結果に注目してくださっています。

 

今シーズンは、試験区画を拡大したことで、より確度の高いデータが得られる見込みです。今夏、スキーポンを散布したイチジクの生育がどうなるのか、私たちも期待しながら見守っていきたいと思います。