【千葉】高温対策研修会でスキーポンを紹介

COOの中坂です。7月末、千葉県君津市のJAきみつの勉強会にお招きいただきました。高温・乾燥への耐性を高める方法として、スキーポンの効能などについてお話しさせていただきました。
同JA管内の平均気温や高温の日は、過去数十年と比べて、だいぶ深刻になっています。「第5次君津市地球温暖化対策実行計画」(79ページ参照)によると、同市では「令和3(2021)年の平均気温は16.2度であり、40年あたり1.0℃上昇しています」や、「年間真夏日日数は、40年あたり18.8日増加しています」と記載されており、気候変動に対する危機感を強めています。加えて、雨の降る日が偏っていることから、作物の高温・乾燥障害が起きるようになったそうです。
勉強会には、すでにスキーポンを使っているキャベツ農家の方も参加してくださいました。そして「今年2月に使った時は、ほかの農家さんのキャベツと比べて、圧倒的に活着がよかった」という評価をいただきました。また、「9月の植えつけでも、必ずスキーポンを使うつもりだ」ともおっしゃってくださいました。
千葉県は、9月の秋作付けのキャベツ栽培が盛んな地域です。この地域の農家さんで、昨年の秋作付けのキャベツに対し、スキーポンを与えていない区画とスキーポン処理した区画に分けて育て、収穫時の重量を量ってもらいました。結果、スキーポンを与えた区画のキャベツの方が、5%ほど重かったという結果が出たそうです。
残暑が長引くなか、9月のキャベツの苗の定植でスキーポンを与えたことで、暑さに負けずに育ってくれたようです。お役に立てたようで、うれしく思いました。
今年の秋作付けの時期ももうすぐです。スキーポンを使ってくださっているキャベツ農家さんの畑にお邪魔し、施用の際に確認できた効果について、直接お話を伺いたいと思っています。