米国出張報告②果樹

今回も前回の野菜ブロッコリー編に続き、9月に弊社スタッフが行ってまいりました1週間の米国出張についてご報告していきます。第2回目の今回は果樹、特にシトラス農場での視察内容についてご紹介させていただきます。

水不足が課題。Skeepon活用で年間最大680万円の経費削減が見込める

今回訪問したシトラス農場は、合計120エーカー(約50ha)の栽培面積を持ち、年間15万トン程度もの水を使用している、アメリカでは中規模農家にあたる農場でした。

現在、こちらの農場では水不足に課題感を持っており、井戸水での不足分については用水協会から毎年40エーカー・フート(500USD/エーカー・フート※場合によっては単価が1,700USDになるケースがある)購入しなければならず、近年生産コストが上がっているとのことでした。

この課題に対し、仮にSkeeponを使用することで不足分の水の購入が不要となった場合には、年間最大680万円程度の経費削減を見込めることがわかりました。

カリフォルニアの果樹栽培は水不足が深刻。アーモンドなどにも影響を及ぼしている

シトラスの他にも、カリフォルニアで最大の生産高を誇るアーモンドをはじめとし、ウォールナッツ、ブルーベリーなど作物において近年の水不足による生産量減少、品質劣化などが問題視されています。

果樹作物でのスキーポン活用は引き続き試験が必要ですが、節水栽培を実現し、生産量、品質ともに改善させていければと思います。個人的には日本のアーモンドチョコの価格が高騰すると困るので、一刻も早くスキーポンを導入できるように頑張りたいです!笑