実証実験@アメリカ:無謀!?
40℃超えの畑でトマトは育つのか?

海外での実証実験件数が、着々と増えています。地域だけでなく、実験対象の植物の種類も様々に。今回はアメリカ・カリフォルニアからのレポートです。現地は連日40℃超えの猛暑です。普通なら作物の栽培は難しい…そんな中、あえての実証実験です。

まずは、イチゴ畑を視察!広い!美味しそう!

Twitterでご紹介したところ、ブドウ農家の方から「日本とは違って高さとかは地面にそのままで、露地が多いのですね😃」とお声をかけていただきました。確かに…農家さんの着眼点、さすがです。

日本でも昔は露地で栽培されていましたが、冬場に育てるにはハウスでないと難しいと聞いたことがあります。甘さの追及と冬場の需要で、今では日本でイチゴといえばハウスが一般的ですよね。

春の露地栽培のイチゴは冬のハウスのものよりも甘酸っぱいとのことですが (JA松本ハイランド様参照)、アメリカの露地物のイチゴの味も気になります!

 

 

そのあと本出張の要である実証実験のためにトマトの圃場へ。

 

通常40℃を超える暑さでは、トマトの実がつかないので定植はしません。しかし、もしスキーポンで処理した苗を植えたらどうなるのだろうーーということで今回は、この暑さでも、あえて、の実証実験を行うことにしました。

スキーポンを散布した苗と、散布していないトマトの苗を、50個体ずつ炎天下の畑に定植。その直前に苗の様子を見ると、スキーポンの処理の有無で、苗の萎れ方に違いが出ていました=下写真。

 

 

この後、しっかり成長するには水が必要なので、スプリンクラーを使って散水しながら、収穫までの様子を観察していきます。

 

 

そして次に向かったのは、アーモンド畑です。

暑すぎて。水もなさすぎて。地面がカラカラにひび割れています…

 

ここに灌水チューブを用いて大量に水を撒くことでアーモンドは育ちます。少しでも散水量を減らして収量を安定化させるために、今回はスキーポンを投与して、どれだけ乾燥や熱に耐えられるのか、試験を始めています。

 

 

トマトもアーモンドも、生育の様子をまたレポートさせて頂きます!ぜひお楽しみに!

 



お知らせ

アクプランタは、植物の高温・乾燥対策に関する情報交換の場として、『スキーポン友の会』をLINEオープンチャットで開設しました。

『スキーポン友の会』は、弊社製品の「スキーポン」をご利用いただいている方をはじめとして、植物の生育に深刻な影響を及ぼす高温・乾燥に対する情報交換の場として開設しました。当会を通じて、皆さまが日頃取り組んでいる対処法のご紹介やその効果の共有など、気軽に相談し合える場になれればと考えております。是非ご参加ください! (『スキーポン友の会』はこちら