「地球沸騰」で起きていること

 

2023年7月27日に撮影されたリバーサイド郡の山火事

 

日本では連日、猛暑が続いています。一方、世界の平均気温が「過去最高」を更新、国連のグレーテス事務総長が「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が来た」と警鐘を鳴らすほど、過去にない暑さが地球を覆っています。

 

極度の乾燥に見舞われている地域では山火事が頻発。米国カリフォルニア州のリバーサイド郡でも、7月に山火事が発生、地元消防署が消火活動にあたっていますが、今も燃え広がっています。

実は同郡では、スキーポンを使ったマツ苗の生育実験が続いています。過去にも広大な森林が焼失し、迅速な植林活動が求められていました。ですが、焼失面積が大きすぎて、現地で育つ元気な苗の育成が追いつかないという現状がありました。

 

そこで米国森林局(US Forest Service)と連携し、今年2月から、弊社のスキーポンを吸わせたマツの苗の生育実験をリバーサイド郡で開始。その後の観察で、30日間無給水の状態でも苗木が枯れないことが確認されました。焼け野原となり、その後も乾燥が続いている現地でもしっかり育ってくれるのでは、と期待されています。

 

スキーポンを届ける先は、こうした温暖化の影響をもろに受けている地域も少なくありません。米国カリフォルニア州以外の国や地域にも届けられるように、スキーポンが山火事の復旧策の1つとして認知していただけるように、今後も世界中で活動を続けていきます。