【岡山】冬タマネギを乾燥・霜柱から守る実証試験

タマネギの試験圃場。よく見ると、小さな苗が土から頭を出しています=岡山県笠岡市の有限会社エーアンドエス

 

国内事業担当の笹原です。2月19日、岡山県笠岡市にある農業生産法人「有限会社エーアンドエス」に日帰りでお邪魔してきました。

目的は、スキーポンを使ったタマネギの実証試験の途中経過のヒアリングです。この1月から、同社のタマネギ圃場でスキーポン処理をしたタマネギを育てていただいているところです。

タマネギの栽培時期は様々ですが、本州以南の多くの地域は冬場に栽培しています。
ただ、冬は乾燥が強まり、生育が遅れたり、霜柱で土が持ちあがり、根っこが切れてしまう被害が出やすくなります。こうした事態を防ぐには、タマネギを早く活着させ、根張りをよくすることが、不可欠なのです。

タマネギは全国的に栽培されていることもあり、乾燥や霜柱の対策の一環で、スキーポンの有効性を早く示す必要があると考えています。そこで今、各地の農家、農業法人の方々と協力し、タマネギの実証実験を広げているところです。

 


同社との実証実験では、タマネギの活着促進に焦点を当てた試験に取り組んでいます。

今季は暖冬ということもあり、例年ほど霜の被害はないとのこと。スキーポン処理の有無で、活着具合に差はついていないそうです。

ただ、乾燥は続いているので、これからも生育や収量の状況を引き続き観察したいというご提案をいただきました。

収穫は5月を予定しています。今後の生育に良い結果が出るよう楽しみにしております。

 

※現在、スキーポンを使ったタマネギの実証実験に参加していただける農家を募集しております。お問い合わせ先は弊社までお願いいたします。