【北海道】JA新おたる管内で今夏のトマト実証実験へ
COOの中坂です。12月半ば、北海道小樽市に行ってきました。
JA新おたる管内のトマト生産組合の勉強会にお招きいただきました。同JA管内のミニトマトの生産量は、道内でもトップクラスを誇ります。ただ、最近では、高温障害の被害が常態化しており、その対応策としてスキーポンの活用を検討したいと、このたび代理店を通じてお声がけいただきました。
生産組合の役員8人とJAの職員2人で、合計10人の方が参加してくださり、スキーポンの施用で期待できる効果とその作用機序、日本各地のトマト栽培での事例などを中心に説明しました。
参加者からは「コストはいかほどかかるのか」という質問が上がりました。そこで、カーテンで太陽光を遮断して暑さをしのぐ農法と比較してお話ししました。
この農法と比べると、スキーポンの購入コストは低く、さらにカーテンで太陽を遮断することで生育に影響を及ぼすことを考慮すると、通常通り太陽を浴びながら栽培できることはメリットの一つだと言えます。さらに、高温障害になりにくいというスキーポンの特性を踏まえると、効果は遮光カーテンを大きく上回ると説明し、納得いただきました。
さらに勉強会に参加いただいた役員の複数名から来シーズンのトマト栽培の実証実験に参加したいと手を挙げてくださいました。定植は5月、収穫は夏本番となる7月以降を予定しています。どのような成果につながるかが楽しみです。
北海道でも高温障害が常態化しているという現状を聞き、それほどまでなのかと驚きました。言い換えれば、そこにスキーポンがお役に立てる余地があるということでもあります。
農家の方々との勉強会は、こうした現状を知る貴重な機会です。今年もさらに日本各地の勉強会に積極的にお伺いしようと思います。