【社員インタビュー⑤】個性と能力を生かすチームで農業課題に挑み、グローバルな職場づくりにも貢献する

現在、アクプランタでは採用活動を継続しております。SDGs、農業、食糧問題、環境問題、植物科学などのキーワードに関心があり、世界中で問題視されている異常気象を原因とした、農業生産の低下と食糧不足の問題の解決に取り組む気概のある方を求めています。

そこで本記事からは、2022年初夏以降に加わった新しいメンバーをご紹介していきます。今回は、海外事業全般を担当しているIan Lawson Davis(イアン・ローソン・デイビス)です。法務マネージャー兼ビジネス開発ストラテジストとして活躍中の彼は、弁護士資格を持つなどユニークなバックグラウンドを有しています。これまでに日本のほか、イギリスやアフリカ地域でのビジネス経験があります。

このようにお話しすると、エリートでとっつきにくい印象を持たれるかと思いますが、性格はとてもチャーミングで親しみやすく、周りを明るくしてくれるムードメーカーです。最近のアメリカやオーストラリアの出張では、現地担当者とのコミュニケーションやリレーションシップで大変活躍してくれました。本記事を通してIanの人となりを知って頂き、身近に感じていただけると嬉しいです。

アクプランタとは?

社長の金が、理化学研究所の研究員時代に発見した研究成果をもとに、植物の乾燥・高温耐性を強化するバイオスティミュラント資材*1『Skeepon(スキーポン)シリーズ』を開発・販売している会社です。

プロフィール

1997年にMico Teacher Universityを卒業し、教職の資格を取得した後、University of the West Indies で2001年に言語学の学士号を取得しました。 その後、2003年にUniversity of Leedsで法学士を取得し、2004年に Northumbria Universityの司法専門家養成コースを修了しました。

リンカーンズ・イン名誉協会会員で、2004年にはイングランドとウェールズの法廷弁護士資格を取得しました。15年以上の弁護士経験を有し、主に日本の法律事務所や企業で勤務してきました。国内外の企業や商業に関する幅広い案件を担当・支援し、在日アフリカ大使館の法律顧問も数多く務めている。現在は、アクプランタにて法務マネージャー兼事業開発ストラテジストとして活躍している。

―――はじめに、アクプランタの志望動機を教えてください。

1つ目は、自分の能力や個性を最大限活かして、グローバル規模で人々を幸せにできる仕事をしたかったから。2つ目は、ユニークなメンバーがそれぞれの能力や個性を活かして働けて、それらを掛け合わせた最高のチームでイノベーティブな仕事をしたかったからです。

私は15年以上、弁護士として法律を専門に仕事をしてきました。すると、毎日がシステマティックでルーティンワークなんですよね。仕事内容もバックオフィスのコーポレート分野ばかり。同じような仕事を淡々と繰り返す毎日の中で、段々と新しいことに挑戦したくなっていきました。

このような話をすると「弁護士という地位も高給も約束されている職を辞してまで、なぜキャリアチェンジしたの?」と問われることがあるのですが、私の答えはシンプルです。私が仕事で一番大切にしていることは、自分がお金をたくさん稼ぐことではなく、目の前にいるクライアントやその後ろにある世界の役に立つことなんです。お金は、その貢献が形になったものだと思っています。

私はお金よりも、自分が弁護士として磨いてきた交渉力、コミュニケーション力、そして持ち前の明るく前向きな性格をフル活用して、もっと自分にしかできないクリエイティヴな仕事でクライアントの役に立ちたかったんです。また、これまではコーポレート関連の仕事ばかりだったため、あまり他部署とチームを組んで働くことがありませんでした。だから今後は、チームで1つの目標に向けて一緒に新しいものを作っていく仕事をしていきたいと思っていましたね。

そんな時に思い浮かんだのが、農業分野でした。私はジャマイカ出身で、とても自然豊かな場所で育ちました。庭のパイナップルを取って食べたり、飼っていた牛からミルクを絞ってコーヒーや紅茶で飲んだり。そんな自然豊かなジャマイカでも、農業や食糧を取り巻く課題はたくさんあります。自分が農業分野に挑戦することで、母国の為にもなる仕事がしたいと思っていました。

そうは言っても、いざ転職活動を始めてみると、私の元にくるのは法律事務所や企業のコーポレート部署での仕事ばかり。そこから抜け出して挑戦したかったのに、やはり私の経歴ではそのような仕事ばかりが集まってきました。そんな中でも諦めずに探している時に、アクプランタを見つけたんです。CEOの金さんやCOOの中坂さんと面接する中で、ここだ!と思いましたね。

何と言っても、彼らのキャラクターが良かったんです。とてもオープンでフランクなコミュニケーションをしていて、肩書や立場を超えて議論ができる。そして、それぞれに専門的なバックグラウンドを持っていて、自分の信念に基づいて仕事をしている。面接での雰囲気からもチームワークの良さがにじみ出ていて、一緒にイノベーションを興していきたいと思いました。

―――それでは、入社して感じているアクプランタの魅力を教えてください。

職場の雰囲気と文化でしょうか。今までは自分の能力を使って仕事をしてきましたが、今は能力に加えて、もっとパーソナルな部分、個性や性格なども自然とオープンにして働けています。

例えば、持ち前の明るさや前向きさ、そしてそんな性格から生まれるジョークを交えたコミュニケーションを快く受け入れてくれるので、毎日楽しく働けています。また、仕事の中で弁護士として培ってきた交渉力やコミュニケーション力、分析力なども活かせていて嬉しいですね。

そして、日々の仕事内容がシステマティックではなくクリエイティブであり、自分という人間をフル活用させて仕事ができていると感じられています。自分の能力をクライアントやチームのために使えるのは本当に嬉しいことですね。アメリカやオーストラリアに出張した際にも、現地で同様に自分の能力が役立てられていると感じられて嬉しかったです。

―――続いて、メンバーとしてアクプランタで達成したい目標と、個人として実現したいキャリア像を教えてください。

アクプランタの目標はすぐに叶うものではなく、時間をかけて叶えていくものだと承知しています。そのため、私達は常に成長していく必要があると考えています。農業は全世界で未来永劫必要な産業です。終わりはありません。

個人としては、チームを成長させていきたいと思っています。そのために、自分の持てる能力を存分に生かして、担当できる仕事の領域を広げていく必要があると考えています。アクプランタの技術や製品は、世界中いろんな地域で役に立てるものです。どんどん広げていくためにも、アクプランタに合うユニークでプロフェショナルな仲間を増やしていきたいですね。

―――最後に、アクプランタを今後どのような組織にしていきたいか教えてください。

現状のクライアントは日系企業のみですが、これからはチームが一丸となってグローバルマーケットで顧客を作っていきたいです。

そのためにも、社内メンバーの国際化はとても重要だと思っています。メンバー全員の英語力を底上げし、今のチームでグローバルマーケットに打って出たいですね。自然と社内が英語のコミュニケーションになるようにしていきたいです。そのためにも、率先してジョークを言ったり面白い話をしたりしながら、みんなが楽しみながら英語でチームワークを育んでいける環境を作りたいと思っています。

そして、チームのみんなに自信を持ってほしいですね。メンバーは能力や肩書の前に、それぞれがユニークで素晴らしい個性を持っています。入社して良かったと思っていることの1つが、この素晴らしいメンバーによるチームワークです。ここで起こる化学反応がアクプランタの魅力の1つだと感じています。

だから、人が増えようともビジネスが成長しようともグローバル企業になろうとも、この会社の文化は守っていきたいと思っています。お金ファーストではなく、人ファーストの会社でありたい。みんなのキャラクターや能力が生かせる環境を作り続けていきたい。今の文化のまま成長していくことが理想ですね。そのためにも私も自身の個性を使い、主体的にもっともっと楽しい職場環境を作っていきたいです。