米国出張報告①野菜生産者
本記事を含めて3回にわたり、9月に弊社スタッフが行ってまいりました1週間の米国出張についてご報告していきます。第1回目の今回は野菜、特にブロッコリー農場での視察内容についてご紹介させていただきます。
ブロッコリー農場を視察。夏場の高温障害による品質劣化に課題感
今回の出張では、米国で多種多様な作物を育てる農家さんを何件か訪問しました。中でも、野菜を育てる生産者として、ブロッコリー農場を視察させていただくこととなりました。
実際に現地でお話を伺ってみると、近年は特に、夏場の高温障害による品質劣化が課題となっているとのこと。気温上昇がとまらない中、このままの環境下で生産することに限界を感じており、その対策としてSkeepon(スキーポン)に興味を持って頂きました。具体的には、Skeeponを活用することで、植物自身の耐高温能力を向上させることによる歩留まりの改善を期待いただきました。
Skeeponで節水に貢献。節水に伴う経費削減効果はSkeeponの魅力
また、栽培に伴う水事情についても伺いました。こちらのブロッコリー農場は今後、気候変動の影響により水不足が深刻化する可能性は否めないとのことで危惧されていました。
これに対して、Skeeponは水やり回数を削減できること、これに伴う経費削減の効果も期待できることをご説明すると、さらに製品に対する魅力を感じていただけました。このことから、Skeeponを節水対策資材としてのニーズも感じ取ることができました。
輸出作物の品質劣化に対応。Skeeponの鮮度維持効果で食糧問題に貢献したい
また、こちらの農場で生産したブロッコリーの約半分は米国国外へ輸出しており、輸送中の品質劣化についても課題感を持っていることでした。事実、納品時には一定量のブロッコリーが廃棄されているとのことでした。
このような品質劣化、廃棄の問題は、SDGsの観点から考えても重大な課題であると弊社は考えております。弊社では、地球規模の食糧問題解決をひとつのビジョンとして掲げており、食品廃棄問題の解決に貢献していきたいと思っています。その足掛かりとして、Skeeponを収穫前に施用することで、輸送中の鮮度を維持する効果を確実にしていく必要があると感じました。