【社員インタビュー④】Skeeponを気候変動に対するワクチン的存在に。バイオスティミュラント資材の日本トップメーカーになりたい

現在、アクプランタでは採用活動を継続しております。SDGs、農業、食糧問題、環境問題、植物科学などのキーワードに関心があり、世界中で問題視されている異常気象を原因とした、農業生産の低下と食糧不足の問題の解決に取り組む気概のある方を求めています。

そこで本記事からは、2022年初夏以降に加わった新しいメンバーをご紹介していきます。今回は、国内事業の営業責任者である笹原勇太(ささはら・ゆうた)です。彼が加わったことにより、弊社の営業活動はよりスピード感をもって進んでいます。全国各地に度々出張しておりますので、農家の皆さんにお会いする機会も多いかと思います。本記事を通して、笹原の人となりを知って頂けると嬉しいです。

アクプランタとは?

社長の金が、理化学研究所の研究員時代に発見した研究成果をもとに、植物の乾燥・高温耐性を強化するバイオスティミュラント資材*1『Skeepon(スキーポン)シリーズ』を開発・販売している会社です。

プロフィール

帯広畜産大学大学院資源農学専攻を修了し、その後、北海道農業改良普及員として主に畑作物(小麦・ばれいしょ・テンサイ・豆類)担当として、栽培技術の向上や担い手の育成に関する業務に従事。特に、小麦やばれいしょの施肥体系の確立をメインとして活動を行ってきた。

その後、農薬メーカーに入社。国内営業担当として、生物農薬やバイオスティミュラント製品に携わる。アクプランタでは、営業活動や技術普及など日本国内の事業全般を担当している。

―――はじめに、アクプランタの志望動機を教えてください。

営業としてきちんと効果が証明されている商品を扱い、自信を持って売っていきたいと思っていたからです。また実家が農家で、大学も自然と農学部を志望するなど農業に対する思いはブレずに持ち続けており、今後も日本の農業に貢献できる仕事をしていきたいと思っていました。

前職は農薬メーカーの営業で、バイオスティミュラント資材を扱っていました。ただ、製品のメカニズムが良く理解できず、なぜ効き目があるのかを論理的に説明できないでいたんですよね。そんな中で、きちんと効果が科学的に証明されている製品を扱い、自信を持ってお客様にお勧めしたい、お届けたいと思うようになりました。

 

そんな時に出会ったのが、アクプランタでした。ただ当時は転職までは考えておらず、特に業界内を調べていたわけではありません。以前から登録していた転職エージェントからのスカウトでアクプランタを知ったんです。そのため、アクプランタと並行して他の会社を受けることはありませんでした。

面接は全部で4回、社長の金さんと当時の正社員だったスタッフ全員と面談しました。まず、初回面接で採用担当に会社説明をしてもらったのですが、そこでエビデンスがきちんとあり自信を持って売っていける商品であると確信しましたね。また、ベンチャー企業で働いてみたいという思いもあって関心は高まりました。

最終面接後には、金さんとラフにお話しできる機会をもらったのですが、その際に「研究で得られた成果は世界に広めていきたい」「実際に困っている人のところに届けていきたい」という言葉を聞いて、ここで働きたいと思いましたね。金さん率いるアクプランタのビジョンに強く共感したんです。

―――それでは、入社して感じているアクプランタの魅力を教えてください。

早いもので、入社して2カ月が経過しました。COOの中坂さんからは「会社になじみすぎだ」と嬉しいお言葉を頂いています(笑)

アクプランタの魅力は、何と言ってもチームワークの良さだと思います。少数精鋭であることもありますが、部門や役職に関係なく、良い意味でフランクなコミュニケーションが取れる環境です。そのため、他部門との連携がとてもスムーズです。

例えば、社長の金さんは本業である経営や研究の合間を縫って時間を作ってくださり、農家さんに会いに現場へ同行してくれます。私だけではまだ説明しきれないアカデミックな視点からお話しくださるので、私自身も勉強になっています。こういった同行依頼を遠慮なくできる雰囲気も有難いですね。

また、研究員の工藤さんも一緒に現場を回りながら指導してくれます。このように研究側と事業側がとても近い距離にいるので、欲しいデータも依頼しやすく、疑問点や改善点に関するディスカッションも気軽に行えます。とても心強いですね。

この事業側と研究側の距離感は、アクプランタの特徴であり強みだと感じています。我々のような農業関連の事業者は、お客さまである農家さんと近い立場で仕事をしていく必要があります。これは当たり前のことですが、アクプランタのように現場主義を実践できている企業は意外と少ないのではないかと思っています。

 

ここで話は変わりますが、比較的大きな組織からベンチャー企業に転職してきた身としては、自分の持つ決定権が大きくなったこともアクプランタで働く魅力の一つです。前職ではひたすら数字を追いかけていましたが、今は周りに相談しながらも最後は自分で考えて意思決定する必要があります。

またアクプランタには、気候変動などの地球課題に植物科学の力で取り組むという明確なビジョンがあるので、それに沿って一貫した仕事が出来ているのも魅力かなと思います。同様のビジョンを描いている人には良い職場環境ではないでしょうか。

Skeeponはこれからの時代に必要な製品だと確信しているので、これを広めることで日本の農業に貢献できると考えるとやりがいも大きく楽しみです。もっといろんな人にSkeeponを知ってほしいですね。

―――続いて、メンバーとしてアクプランタで達成したい目標と、個人として実現したいキャリア像を教えてください。

まず、アクプランタのメンバーとして日本事業を成功させたいと思っています。私の成功の定義により、日本にいるすべての農業従事者がSkeeponを知っている状態を目指しています。その過程で、全国にある様々な課題に対してSkeeponが貢献できることを見つけ、対応していきたいです。

そのためにも、まずは地の利もあって実績も積みあがってきた北海道エリアに注力し、どんどん日本全国に波及させたいと考えています。その中で、並行して進めている研究側の成果をスピーディーに農地で試し、農家さんの声を聞きながらより効果的な形で改善していき、研究成果の社会実装をスムーズに進められたらと思います。

特に昨今、日本全国では毎年のように夏場の猛暑が問題になっています。農業では、これら気候変動を起因とした課題は避けて通れません。そんな時の解決策として、当たり前のようにSkeeponが使われるようにしたいと思います。

 

また、突発的に起こる自然災害も増えていますよね。そんな急な出来事にもすぐに駆け付けられるような資材でありたいです。Skeeponが”気候変動に対する植物のためのワクチン”といった立ち位置になれると嬉しいですね。

個人のキャリア像としては、まずは数字をコンスタントに上げられる営業に成長することです。ただ、営業にこだわりすぎず、これからも研究側とのコミュニケーションを意識して、密に取るようにしたいと思っています。

営業として現場の農家さんから寄せられた意見を収集・分析し、研究側に改善点を提案できるくらいになりたいと思っています。その中で、せっかくベンチャー企業で働いているので、様々な業務をこなせるオールマイティな人材になっていきたいですね。具体的には、営業管理だけでなくマーケティング領域のスキルも身に付けたいと思っています。

―――最後に、アクプランタを今後どのような組織にしていきたいか教えてください。

国内営業の観点からは、しっかりと数字が立て続けられる組織にしたいと考えています。今は創業期なのでまだまだ売上は少ないですが、将来的には国内事業だけで億単位の売上を作りたいです。

だからと言って、国内事業の要ともいえる代理店開拓の際には相手を数字だけで判断せず、アクプランタのビジョンに共感してくれるかどうかを大切にしたいですね。同じビジョンを見て、同じ課題意識をもって進めていけるビジネスパートナーが理想です。この思いを伝えるため、商談の際はビジョンやSkeeponの有用性や可能性を強調してお伝えしています。

そうする中で「日本のバイオスティミュラント資材と言えばSkeeponだよね」「アクプランタはバイオスティミュラント資材における日本のトップメーカーだよね」と言っていただけるようなブランド、会社にしたいと思っています。日本にはバイオスティミュラント専業の会社はまだないので、そのポジションを狙っていきたいです。

 

これから仲間になる人たちは「農業を良くしていきたい」と純粋に思っている人がいいですね。そのベースがあると、ただSkeeponを売るだけにはならず、お客様のお困りごとを一緒になって考え、寄り添った解決策を提示できる営業になれると思うんです。

また、アクプランタのカルチャーとして、一つの物事に捉われず柔軟な視点で臨機応変に対応するというものがあります。アクプランタの強みである部門の垣根を越えて協業するためにも大切ですし、少数精鋭でスピード感をもってビジネスを推進していくためにも必要な要素だと思います。こういったカルチャーにフィットし、明るく元気にコミュニケーションを取れる方と一緒に仕事をしたいです。